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プルス株式会社
〒460-0002
名古屋市中区丸の内二丁目17番12号
丸の内エステートビル3F
© Copyright PULS GmbH
建築における傑作
建設前の初期の段階では、”美”とは何か、というような、さまざまな美的概念に関する研究を行いました。最終的に、数多くの建築アイデアの中から、プルスDINレール電源の形を思わせるデザインにまとまりました。その見た目から、すぐにプルスであると認識できる壮観な建物となりました。その近代的で美しい工場は、プルスの求める品質の高さを体現しているといえるでしょう。
事務所と倉庫を内包する建物は、大きなアルミプレートで仕上げられています。建物の角部に丸味を付けることで、プルス製品のデザインと素材の両方を反映しています。中央のファサードは、暗色のエナメルガラスパネルで仕上げられています。
プルスが新設したこの建物は、2007年にベスト工業デザインにノミネートされました。このノミネーションに寄与した点は、「素晴らしい職場環境」と建設における「プルスの環境に対する取り組み」でした。
環境保護に対する取り組み
この複合施設建設では、実際の工事から廃棄物の処理まで、全体のプロセスを考慮しながら、一貫した構想が練られました。担当局に、建設プロセスで使用する材料とそれによる環境への影響を調査する依頼しました。また、施設内におけるエネルギー消費を最小限に抑えることに、特に重点を置きました。エアコンの使用を極力不要にするために、外側に日除け用のブラインドを取り付けました。ラメラ構造のガラスパネルは、夜間に自動的に開いて屋内を冷却するほか、使用されたコンクリートは熱緩衝材としての働きがあります。また、自然光をフル活用するように設計されているため、人工光はほとんど使用しません。生産ラインは建物の中央に位置し、この施設には中庭があるため、十分な日光が入ります。ガラスドアによって、光は廊下を通じて拡散され、また、天窓はより広い空間を照らし出します。
最も重要な展開の1つは、エネルギー回収システムを内蔵するバーン・イン・キャビネットの導入です。このシステムにより、エネルギー消費の84%を節約します。以上のことから、プルスは、世界で最も高効率な電源を開発するだけでなく、極めて省エネなプロセスで製品を生産しています。
Functional factory
卓越した機能性を誇る工場
フムトフの製造工場はモダンで機能性に
優れています。 その高いデザイン性も 印象的
です。
Effective storage system
効率的なストレージシステム
プルスの倉庫は完璧に整理整頓されており、
作業の効率を高めます。
Components on stock
全ての部品をストック
重要な部品の全てが、常に在庫として保存
されています。いつでもプルス電源への
取付けが可能です。
Daylight
日光
エリア全体が日光で明るく照らされます。
Highest quality
Flying probe in-circuit tester
Flying probe in-circuit tester
フライングプローブ インサーキットテスタは
製造プロセスに欠かせない機械です。
Modern SMD lines
最新のSMDライン
SMDラインが作業を行う様子です。
Energy-recovery system
エネルギー回収システム
エネルギー回収システムを内蔵する
バーン・イン・キャビネットが環境保護に
貢献します。
Very good working conditions
素晴らしい労働環境
従業員は、その行き届いた労働環境を享受
しています。
Reliable in-time delivery
信頼できる配送サービス
プルスは、その信頼性の高い配送サービスで
知られています。
トップ人材を確保するための競争
プルスは、技術水準の高い従業員を確保することが、企業の発展に不可欠であると認識しています。この新施設では、従業員を第一に考え、働きやすい環境を提供します。社員をケアし、快適な空間を提供することで、プルスの一員であることに誇りを持ってほしいと考えています。
明るく照らされた屋内は、秩序と整然さを助長します。風光明媚な景色は、調和と落ち着きを育みます。広々とした中庭は、従業員がランチを楽しめる平和で穏やかな雰囲気です。
作業工程は、分かりやすいだけでなく、柔軟に分担することで、チームスピリットと個々の責任感を高めています。ホムトフの施設には、350名の従業員の作業スペースがあり、数多くの入社希望者の関心を集めています。
コア・バリュー
ホムトフ電源工場に導入した最先端技術の最高峰ともよべるマシンは、プルスの求める高水準を反映しています。この工場には、世界最先端のSMDラインが設置され、生産ラインは、世界に類を見ないレベルのスピードと柔軟性を実現しています。生産エリアでは、数多くの自動試験システムやフライングプローブのインサーキットテスター、2台の完全自動性光学検査システム（AOI）というような先駆的な機械が、作業の一端を担います。
それに加え、プルスでは、製品のラベリングに自動ストレージシステムとレーザーマーキングシステムを使用しています。また、プルスは、プランと配置の手間が省けるワンピースフロー原則を採用しています。プロセスにかかる時間を短縮するだけでなく、欠陥品を素早く認識できるので、生産性を向上させることができます。
強い競争力
将来、市場で勝ち抜いていくための安定した競争力を培うには、十分な経済的投資が必要です。投資は自社資本で行われることが好ましく、プルスの自社工場はその良い例といえます。プルスは、ホムトフの製造工場に合計で1700万ユーロを投資しました。そのうち、900万ユーロで、6,200平米の建物を建設するための敷地のほか、リザーブとしてその周りの土地も購入しました。
また、800万ユーロは、施設とその設備に投資しました。このプロジェクト全体は、チェコ政府から総投資額の50%にあたる支援と税金補助を受けています。これにより、人件費と資本金の両方を大幅に削減することに成功し、プルスのグローバル市場での強い競争力につながっています。
欧州企業として
プルスは欧州企業として、ホムトフの新工場建設を通し、欧州の未来に寄与したいと考えています。お客様の多くが所在するヨーロッパで、この新施設がバイヤーやプルス製品に関心を寄せるクライアントとの円滑なコミュニケーションの場になるでしょう。EUの安全基準と信頼できるサプライヤー、効率的な輸送方法、豊富な知識と経験の所存であるミュンヘン本社との近さが、この場所の主な利点です。