COVID-19の感染拡大に伴い、プルスでは、できる限り多くの医療現場をサポートするために、数カ月前から医療用電源の開発と製造に注力してきました。120Wの電源(CP5.241-M1)と240Wの電源(CP10.241-M1)は、医療機関の高度な設備(手術室関連機器、換気装置、ナースコールや患者用モニタリングシステム)や ビルディングテクノロジー(ドアの開閉装置、照明)、画像診断(CT、MRT、超音波検査)に対応できる、信頼性と安全性を兼ね備えたコンパクトな医療用電源です。
2 MOPPで患者様とオペレータを保護
CPシリーズの医療用電源は、IEC 60601-1 第3版とIEC 60601-1-2 第4版の規格で定められている全ての要件を満たしています。また、患者と医療機器のオペレータを保護するための二重の保護措置(2 MOPP:Means Of Patient Protection=患者保護手段)も採用しています。EMC(電磁両立性)要件にも対応しており、外部フィルターなどの追加も一切不要です。
信頼性と静音性に優れたファンレス電源
このDINレール電源は、対流冷却方式を採用しており、医療用途においてとても重要な特長と言えます。機器にファンを組み込み、熱を放出させる必要もありません。この特長は、あらゆる負荷において発揮されます。94.3%という卓越した効率により、熱として失われる電力はわずか7.3Wです。動作音を一切立てないプルスのファンレス電源 CPシリーズは、患者にとって最適な環境作りに貢献します。また、発熱量を抑えることで機器の高い信頼性と長寿命 が実現するため、医療機器における長年の使用が可能です。