メカトロニクスとオートメーションの高度化
常に革新を追い求めるプルスは、若い世代がクリエイティブに活動し、起業家として成功できるよう積極的に支援しています。
膨大な情報が溢れる昨今において、私たちの日常にちょっとした奇跡をもたらした、素晴らしい成果に着目するのも大切なことではないでしょうか。
ここでは非常に興味深く、感動的ともいえるストーリーをご紹介します。
これは、ドイツのビーレフェルト大学でメカトロニクスとオートメーションを学んでいる4人の若者たちのストーリーです。4人の学生(Tom Töws、Matthias Risse、Jan Ewerszumrode、Laurids Wetzel)は、ルービックキューブをテーマに、メカトロニクスシステムのモジュールに奇跡を起こそうとしました。
このプロジェクトの目標は、立方体ルービックキューブを自動的に解く装置を開発し最適化することでした。
以前、同大学の別の学生たちがこのアイデアとコンセプトを実現しようとしましたが、予算不足のため完成には至りませんでした。
CP20.241が解法装置を起動

プルス480W DINレール電源CP20.241 プルス はDINレール電源を提供し、この特異で新鮮な試みに貢献することができました。
プルスが提供したのは、単相システム用24V/20AのDINレール電源の新製品 CP20.241です。これは、本プロジェクトを成功に導く重要な要素となりました。
コンパクトなサイズ、高効率、そして優れた冷却機能を備えたCP20.241は、若いエンジニアチームにとって大きな助けとなったのです。
CP20.241の製品情報については、こちらのページをご覧ください。
高速な解法を実現
3カ月間にわたる懸命な取り組み、集中的なブレーンストーミング、多くの共同作業を経て、ついに解法装置が完成しました。完成に至るまで、画像処理によるキューブの状態の記録、キューブの側面を回転させるステッピングモーターの制御、キューブの複雑な手動取り付けといった様々な課題に直面しました。
しかし、やる気があれば必ず方法は見つかるものです。あらゆる障害を乗り越えたプロジェクトチームの取り組みと努力が報われたのです。開発した装置にさらに改良を重ね、現在のモデルが誕生しました。優れた品質を備えており、技術展示会への出展要件もすべて満たしています。
また、堅牢かつ高品質な工業デザインを確立することもできました。
この装置の マジック(魔法) を見てみましょう。
この装置を使用すると、毎秒15手の速さでルービックキューブを解くことができます。基本的な解法アルゴリズムでは、ルービックキューブの完成には10手から35手が必要となります。つまり、最短でわずか1秒未満でルービックキューブを完成できるため、プロフェッショナルなアプローチやソリューションと競合できるのです。