プルスがスタートアップ企業Wiferionを買収

プルスは常に、電源技術におけるイノベーションの最前線を走ってきました。そして今回、多くのお客様にとって有望な新技術である無人搬送車や移動ロボットのワイヤレス充電により、当社の事業を拡大するまたとない機会を獲得しました。

2023年10月1日、プルスはWiferionおよび、そのワイヤレス充電事業と技術の買収を完了しました。Wiferionはプルスの新たな事業部門としてプルスワイヤレスとなり、フライブルク（ドイツ）にその運営チームを置くこととなります。

この新しいワイヤレス充電技術は、かつてない車両効率を実現し、メンテナンスフリーで信頼性が高く、柔軟性にも優れています。これは自動化生産に不可欠な要素となり、企業の日々のコスト削減と生産性の向上に貢献します。

プルスの広範な製品ポートフォリオにWiferionの技術が加わることで、当社のFIEPOS（フィールド電源）や誘導充電システムにより、製造業界やイントラロジスティクス業界に革命をもたらす、将来性に優れたソリューションを提供することが可能となります。

「業界のパイオニアとして、Wiferionは、無人搬送車、自律移動型のロボットやフォークリフトなどの産業用電気自動車の性能を最大限に高める誘導充電技術の開発に成功し、それによって市場をリードしてきました。我々は、プルスの技術も融合させることで、このシステムを世界市場のスタンダードにしたいと考えており、そのために大規模な投資を行う予定です」と、プルスのオーナーでありマネージングディレクターのベルンハルト・エルドルは述べています。

「プルスには業界トップレベルの開発者が100人以上在籍しており、世界各地に生産・販売拠点を有しているため、Wiferionの充電技術と製品の拡張性を新たなレベルに引き上げてくれます」と、マシュー・エベルトとともにプルスワイヤレス事業部門のマネジメントチームを構成するWiferionの元CSO、ジュリアン・セウメは熱く語ります。「特に新製品開発とアプリケーションサポートの部分において、Wiferionはより強力なポジションを確立し、さらに優れたサービスをお客様に提供することができるようになります」

Wiferionについて
Wiferionは、無人搬送車（AGV）、自律移動ロボット（AMR）、産業用トラック（FFZ）向けのモバイルワイヤレス充電ソリューションのリーディングプロバイダーです。 Wiferionの製品を柔軟かつスケーラブルに統合することで、機械の無駄なダウンタイムおよび、メンテナンスやコストのかかる有線充電が不要になります。ユーザーは、車両の使用率と効率を持続的に最大32%向上させることができます。物流、産業、自動車分野の多くの企業がWiferionの技術に信頼を寄せています。Wiferionは、30か国以上で8,000台を超えるetaLINKシステムを販売してきました。
www.wiferion.com/en

プルスについて
プルスは、産業用電源および補助ユニットの開発と製造を行っています。1980年にベルンハルト・エルドルによってミュンヘンで創設され、現在は世界中に1,700人の従業員を擁しています。製品はすべて、チェコのホムトフ、中国の蘇州、ドイツのドレバッハの自社工場で製造されています。プルスの電源は、効率・耐久性・信頼性の高さ、そしてコンパクトな設計によって新たな基準を確立し続けています。卓越した品質の製品とサービスを提供し、エネルギー消費量の削減、キャビネット内の省スペース、システム可用性の向上を実現します。