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洋上風力タービンの安全性を向上

グリーンエネルギーの台頭に伴い、何十年も安定的に運用できる堅牢で耐久性に優れた電源の確保がますます重要になっています。しかし、洋上風力タービンはオペレーターとメーカーの双方にとって、特殊な課題をはらんでいます。外洋に設置されるタービンが過酷な環境条件に絶えずさらされるからです。そのため、震動のような外的影響や構造上の安全性を測定できる最新の監視ソリューションが必要となります。

In-Situ-WINDプロジェクトで損傷を早期検出

大規模な In-Situ-WINDプロジェクトの一環として、ジーゲン大学では洋上風力タービンのグラウト接合部の損傷を検出する監視システムを開発しています。このシステム開発にあたっては、レーダー技術と震動技術の両面から研究が進められています。

研究チームが特に力を入れているのが、既存の損傷特性に対して環境・運用条件がもたらす影響を補正するアルゴリズムの開発です。同チームは、グラウト接合部の微細な変化を検知でき、タービン自体の負荷や運用条件の変化による影響を受けにくい指標を採用した新しい損傷検知法の開発にも取り組んでいます。

このようなアルゴリズムを開発する上では、実際の海洋条件下で記録された膨大なデータベースも非常に重要となります。そのため、ヘルゴラント島の近くにある風力タービンには測定システムが設置されています。

信頼性に優れたフェイルセーフな電源

プルスはこのプロジェクトを支援するため、データの測定・取得システムに電力を供給する堅牢な電源、そして電子式サーキットプロテクタやDC-UPSユニットを提供しています。

このシステムを設計するにあたっては、非常に高い信頼性と可用性が重要になります。そこで、同チームが選んだのは、デカップリング機能を内蔵したプルスの480W電源(CP20.241-R1)でした。このユニットを利用すれば、冗長モジュールを増設しなくても、冗長電源システムを設計できます。さらに、DC-UPSユニットにCP20.241-R1を1台接続。システム内の配電用に、電子式サーキットプロテクタPISA-B-812-B1)を使用しています。

同チームは電源ユニットと電子式サーキットプロテクタによるリレーコンタクトも診断用に使用します。これらは、データ取得インターフェースとしても機能する産業用PC(IPC)に接続されます。

このように重要なプロジェクトにプルス製品を提供できて光栄です。

In-Situ-WINDプロジェクトの問い合わせ窓口:

Marcel Wiemann | LinkedInのプロフィール
学位を取得した研究アシスタント
ジーゲン大学