コロナパンデミック:社内での革新的な対策を実施
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大という課題に、プルスは、迅速かつ柔軟なソリューションで対応しました。仮想デスクトップの導入により、従業員はスムーズかつ効率的に在宅勤務を行うことができます。プルスは、可能な限りコロナウイルス感染から従業員を守り、緊急時に迅速に対応できるようにさまざまな安全対策を講じています。例えば、プルスでは、本社で感染者が確認された場合に感染経路を追跡できるようにデジタル版コロナトレーサーを導入しています。
また、チェコの病院で緊急で必要とされる人工呼吸器を製造する、CoroVentプロジェクト という重要な取り組みを支援しています。人工呼吸器に対応した500セットの医療用電源CP10.241-M1 とバッテリー内蔵型DC-UPS UBC10.241 を迅速に提供するため、生産ペースを上げて対応しています。プルスの創設者権CEOのベルンハルト・エルドルは、医療用電源の需要が高いことを知り、コロナウイルスとの闘いを支援するために、最初の100セットの電源とDC-UPSを無料で提供することを即断しました。
世界的なコロナ禍の中で、プルスは、今年度3%の売上増を達成する見込みです。
日本市場への進出
2019年1月、名古屋にプルス営業所を開設しました。
プルスは日本のお客様に、日本語で現地テクニカルサポートを提供できるようになりました。営業所は、誠実さ、品質、信頼といった、ドイツと日本の共通の価値観に基づいて設立されました。
経験豊かなマネージャーである森川博理学博士が、現場の電源専門家チームを統率しています。
プルスは、長年のノウハウと綿密な技術文書を携えて、日本のお客様を積極的にサポートいたします。
たま、この年プルス従業員がオフィスに限らずどこでも円滑に業務を遂行できるように、社内システムに仮想デスクトップ(クラウドシステム)を導入しました。
エンジニアリングと顧客サービスを強化
プルスは、世界規模のPAC(PULSアプリケーションセンター;PULS Application Center)チームを立ち上げました。プルスは、すべての顧客に専門的な技術的アドバイスや必要なサポートを提供することを非常に重視しており、PACチームを通して、用途や製品に関する技術サポートを提供しています。
同年、豊富な経験を持つ30名の研究開発エンジニアチームが、ウィーンの新しいオフィスで業務を開始しました。チームメンバーの電源に関する知識と経験は、FIEPOSなどの新製品ファミリーの開発に活かされています。
2018年、米国では新しい関税政策が採用されましたが、プルスでは、革新的で柔軟性の高い製造モデルによってこれに対応しています。この新しい戦略により、中国とチェコの両製造拠点で同一のデバイスを製造できるようになりました。
EtasynからPULS VARIOへ
プルスはドイツの電源メーカーEtasyn(エタシン)社を買収しました。同社は現在、PULS Groupの100%子会社となり、社名をPULS VARIO GmbHに改名しました。PULS VARIOは、顧客固有案件に対応するカスタム電源、および総合的な電源システムソリューションの両方に対応しています。
同年、プルスは、30名以上のハードウェアおよびソフトウェア開発者で構成された優秀なR&Dチームを引き継ぎ、ウィーンに近代的なイノベーションラボを開設しました。
ケムニッツのプルスR&D新拠点
プルスは、新製品の開発に力を注ぎ、ケムニッツに研究開発チームを編成しました。
現在、ケムニッツ事業所は、プルス研究所となり、クライアント・テストデータ・プログラムおよびULのIECEE CTFステージ3プログラムに参加しています。
また、プルスは売上高の61%増、100万台目の電源販売を達成しました。
パートナーとの契約締結
販売パートナーとしてスウェーデンのOEM Automaticと最初の販売契約を締結しました。OEM Automaticは、ハンガリー、デンマーク、フィンランド、ノルウェーにも拠点があります。
同年、プルスは大手ブランドパートナーとの協力により、米国市場に参入しました。
年間売上高100万ドイツマルク
プルスは、Robert Bosch Industrial Controls(ロバート・ボッシュ・インダストリアル・コントロールズ)社向けに最初のカスタマイズ電源を開発・販売しました。
その成果として、年間100万ドイツマルクの売上高を実現しました。ベルンハルト・エルドルとそのチームは、ミュンヘンのアラベラパークにある大規模な複合ビルにオフィスを移転しました。
ミュンヘンにPULS GmbHを創設
ベルンハルト・エルドルは、スイッチモード(「pulsed」)電源の市場に革命をもたらすことを目標に掲げ、ミュンヘンでPULS GmbHを設立しました。
テクノロジー主導型企業として創業したプルスの社名は、「impulse(インパルス)」という語に由来し、アナログ技術に対するデジタルテクノロジーを象徴します。